お店のWEBページを運用する際にチェックすること

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どのようにWEBページを運用していますか
ひと昔前であれば、広告・宣伝といった集客をする際、チラシを作ったり、看板やのぼりを作ってアピールしていたと思いますし、現在も有効な手段だと思います。
インターネットが急速に普及した事により、飲食店であれば『食べログ』や『ホットペッパー』、『ぐるなび』などのポータルサイトや、自分のお店独自のWEBページからの集客も無視できないものだと思います。
私は焼肉屋を立ち上げる準備を始めると同時に、WEBページづくりの勉強も始めました。 まだまだ勉強中ですし、WEBページを作るプロの方には遠く及びませんが、とりあえずとして、自分で作成したWEBページを公開しており、そのWEBページを見てお店にお電話してくださるお客様もたくさんいらっしゃいます。
お金さえ払えばプロの方にセンスの良いWEBページを作成してもらえると思いますが、WEBの世界は凄いスピードで仕様が変わっていきます。
日々サイトの更新・修正を行っていれば良いのですが、作りっぱなしの方や、任せっきりの方は特に、自分のお店のWEBページがどのような状態にあるのかくらいは把握しておきましょう。
次の7項目があなたのサイトでどうなっているか即答できますか
本当にWEBサイトの構築は奥が深く、色々なことに気を配らなければなりません。
項目をあげていけば凄い数の項目になると思いますし、少し専門的な知識が必要になる場合もあるので、今回は、対策効果が大きく、対応がそれほど難しくない項目をいくつか取り上げたいと思います。
①各ページごとのタイトルの設定
SEOという言葉はご存知でしょうか。『検索エンジン最適化』という意味で、GoogleやYahooなどの検索エンジンを使って、特定のキーワードで検索された際に上位表示させるための対策を意味します。
各ページごとにページのタイトルを付けているかと思いますが、このタイトルはSEOに非常に重要です。
焼肉-kai-を例にお話します。焼肉-kai-は北九州市門司区にある焼肉店ですが、お客様がお店を探す際にどのようなワードで検索するか予測します。
門司の焼肉店を探している場合
お客様が門司区にある焼肉店を探している場合、【焼肉 門司】といった2つのキーワードで検索するだろうと予測します。
それならばと、『焼肉 -kai- 門司』というタイトルを設定します。そうすると、検索されたキーワードがタイトル中に入っているため、検索結果に表示されやすくなります。
個室のお店を探している場合
お客様が個室の門司区にあるお店を探している場合、【個室 門司】といったキーワードで検索するだろうと予測します。
そうした場合、先ほどの『焼肉 -kai- 門司』というタイトルでは【門司】というキーワードしか一致しません。
【門司】という言葉を使っているサイトは他にもたくさんあるので、検索結果の上位に表示されるのが難しくなるかもしれません。 それならば、『全席個室の焼肉 -kai- 門司店』などといったタイトルを設定します。
もちろん、タイトルは非常に重要ですが、ページの文章内に含まれるキーワードも考慮されるので必ずしもタイトルにキーワードが入っている必要はありませんが、タイトルにキーワードが含まれていた方が結果が良くなる可能性があります。
ただし、タイトルに含まれるキーワードの数が増える程1つのキーワードの持つ力は弱くなるため、やたらめったら長いタイトルをつけても意味がありません。
ようは何が言いたいかというと、SEOに非常に重要なタイトルをよく考え、勉強して設定していますか?ということです。
どんなタイトルを付けたか思い出せない方や、全てのページに同じタイトルを使いまわしている方は一度確認してみてください。
②現在の検索順位
何らかのキーワードで検索された際に、お店のページが何番目に表示されるか認識していますか?
例えば、焼肉-kai-では『門司 焼肉』と検索された際に4番目に表示されることが多いです。 検索ユーザーの普段の検索履歴によって多少順位は変わるため、全ての方に4番目に表示されるわけではありません。
集客を目的として、WEBページを開設しているのであれば、何かしらのこんなキーワードでお店を探しているお客様に、自分のお店のページを見てもらいたい。といった希望があると思います。
当店で言えば、【門司 焼肉】であったり、【黒毛和牛 北九州】であったり、【個室 門司】であったりします。
検索順位チェッカーなど、検索順位を無料で調べることのできるサービスはたくさんあるので順位がわからない方は、色々なキーワードで調べてみましょう。
1つのキーワード(例えば【焼肉】など)で上位表示されることは非常に難しいですが、複数のキーワード(例えば【焼肉 門司】など)で上位表示は頑張れば十分に可能です。
何かを調べる際に、何番目に表示された結果まであなたは開きますか?表示順位が10位以内であれば1ページ目の検索結果に表示されることが多いですが、10位以降は2ページ目、3ページ目と後ろのページに表示されるため、当然見てもらえる可能性はぐっと下がります。
まずは10位以内を目指しましょう。もちろん目標は1位ですが、10位以内に入っていれば、検索ニーズがあればWEBからの何らかのアクションは発生してくると思います。
③モバイルフレンドリー対応
現在は、PCでWEBページを見る人よりも、スマートフォンを使ってWEBページを見る人の方が多いと言われています。 そして、PCで検索した際の順位とスマートフォンで検索した際の順位は異なります。
PCとスマートフォンでは画面の大きさが違います。PCと同じ表示をスマートフォンでも行うと、当然見にくかったり、文字が小さすぎて見えなかったり、リンクボタン同士の間隔が狭く、押したいリンクが上手く押せなかったり。などなど不便な点がたくさん出てきます。
そのため、PC表示のみに最適化されたWEBサイトであれば、パソコンでWEBページを検索した際の表示順位は上位でも、スマートフォンで検索した際の順位は下がってしまう可能性があります。
ここ最近では、AMP(アンプ)といったキャッシュを使った高速表示や、PCでの検索とスマートフォンでの検索の仕組みを完全に分けるなどといった話もあり、モバイルファーストの時代が来るでしょう。
PCでの表示にしか対応していないサイトは対策を行わないと、スマートフォンなどのモバイル末端からの集客が減ってしまう可能性があります。
現在のサイトが、モバイル表示に対応しているかは、モバイルフレンドリーテストサイトに、貴社のサイトの各ページのURLを入力すれば調べることができます。
④独自ドメインの取得
少しだけ専門用語が出てきますが頑張ってください。 『ドメイン』とは。焼肉-kai-で使っている(独自)ドメインは、【yakiniku-kai.com】です。
有名な例を上げると、SNSのFacebookのドメインは、【facebook.com】です。その他にも、 ●●●.co.jp などといったものを目にしたことがあると思います。
結論から言うと、独自ドメインを取得してサイト運営を行った方が良いのですが、詳しく説明していると、もの凄く長くなってしまうので、独自ドメインを使用していない場合の不都合な点を大雑把に箇条書きします。
・SEOに不利な場合がある
・ドメインを借りているとサービス提供が終了した際にこれまで積み上げたサイトの経験値がパーになる
・サイトの信頼性に欠ける
などなどです。
もちろん、独自ドメインでの運用でなくても良いですし、独自ドメインの取得・更新には毎年千円以上の費用がかかります。 ですが、WEBサイトからの集客に力を入れるのであれば是非、独自ドメインを取得し、自分のドメインでサイトを運営するべきだと思います。
また、独自ドメインを取得すると、独自ドメインを使ったアドレスを作成することができます。 お店、会社が大きくなってくると、名刺などにアドレスを載せる際にフリーメールアドレスやインターネットプロバイダから借りているアドレスでは格好がつきませんし、小規模な会社と受け取られても仕方ありません。
⑤被リンクの獲得
SEO対策として重要なものに被リンクの獲得というものがあります。
外部のサイトに、自分のサイトへジャンプするリンクを貼ってもらうことです。
良質なリンクを貼ってもらえれば、SEOに大きな効果があると言われています。 あくまでも良質なリンクであって、自分のWEBサイトとまったく関連性のないサイトや、悪質なサイト、被リンク数を意図的に稼ぐために作られたサイトからのリンクなどは意味を成しませんし、最悪の場合はペナルティを受ける可能性があるので注意してください。
一店舗の店長であるだけの私は当然大量の被リンクを集めることはできませんが、『ブログ』でお店の紹介をしていただいて、その際にお店のWEBページへのリンクを貼ってもらったり、 『食べログ』や『ホットペッパー』などのポータルサイトに無料で登録し、その店舗情報欄にお店のWEBページのURLを載せたり、 『Twitter』や『Facebook』などのSNSにお店のページを作り、そこにお店のWEBページのURLを載せたり。
自分の作業だけでもある程度の被リンクを稼ぐことは可能です。
念を押しますが、被リンクの獲得はSEOに非常に重要なので機会があれば必ず獲得しましょう。 そして、その被リンクは良質のものだけにしましょう。
※FacebookやTwitterなどで『投稿』した際にURLを付けても、被リンクにはならないので注意しましょう。 ただし、被リンクにならないだけであって、SNS経由でWEBサイトにアクセスしてもらえる可能性は当然ありますので、決して無意味ではありません。
⑥画像・写真の圧縮
ユーザーがWEBサイトを開く際に、読込に時間がかかってしまうと、40%近くのユーザーがページが表示される前に離脱してしまうと言うデータがあります。 そのため、ページの読込速度なども意識しなければいけません。
最近のデジタルカメラやスマートフォンでは高画質な写真が撮れる分、ファイルサイズが大きくなってしまいます。 高画質のファイルサイズの大きな画像を何も加工せずにサイトにあげてしまうと、読込時間がかかりお客様を逃してしまう可能性もあります。
ページの読込チェックができるGoogleのサイトがあり、遅い原因や対策を教えてくれます。 100点を取るのは難しいかもしれませんが、あまりにも点数が低く赤信号の出ている方は、何らかの対策をとった方が良いでしょう。
⑦ブログ運営
お店のWEBページと同一のドメインでブログを書いていますか?
お店や企業のWEBページを作る際、作成を依頼すると1ページ数万円という作成費用がかかります。 しかし、ブログであれば同じテンプレートを使うため、何らかのツールを使えば専門的な知識を要せずに自分で無料で作成することも可能です。
サイト内のページ数が増える
ブログを書くことによって、サイト内のページ数が増えます。そうすることによってサイトを訪れる入口が増え、ドメインの力がアップしていきます。
読者のためになる記事
ただただお店の売り込みや、あまり関心を集めない日記的なものでは当然アクセスを集めることがでないので、有意義な情報や、お金を払ってでも知りたい情報を発信している記事も多いです。
そういった情報を発信することによって、信頼度が高まり、ブログ記事のおかげで商品が売れるという流れは有名です。 また、ブログ記事がドメインの評価を高めることによって、ブログではない、お店のWEBページのGoogleからの評価も連動して上がり、結果、検索順位に良い結果をもたらします。
ブログを運営するとなると、更新していかなければならないため、当然時間は割かれてしまいますが、WEBからの集客を行うのであれば大切な作業です。
また、数ページのお店のWEBサイトを所有してはいるが、ブログは『アメブロ』で書かれている方など良く見かけます。 もちろん、アメブロからの集客が見込めれば問題ないと思いますし、アメブロからの被リンク獲得による効果もあるので利点もあります。
しかし、せっかくお店のWEBページとドメインを持っていて、お店ページからの集客が弱いのであれば、お店のWEBページと同一のドメインでのブログページも合わせて作ったら良いのではないかなと思うこともあります。
最後に
今回は、とても重要で効果の高い7項目を上げただけで、詳しくは書けていません。
気になる項目がある方はお気軽にお問合せ下さい。 また、検索順位を上げる対策は細かいものも含めれば、山のようにありますし、常に仕様は変わり、検索順位決定のアルゴリズムは公開されているわけでもないので試行錯誤・勉強が必要です。
当店のように小さなお店では、プロの方にお願いして頻繁に更新する費用を捻出するのは非常に厳しいため、自分で情報を追っかけて対策するしかありません。
本当に大変なので、一緒に頑張る仲間募集です!