電子申告等開始届出書の提出と利用者識別番号の取得(e-Tax編)

はじめに
前回、電子申請をする際に必要な電子証明書を無料で取得する方法を記事にしました。
今回はその次のステップです。
実際に電子申請を行えるようにするための準備を行います。
てっきり電子証明書が必要かと思い、電子証明書が手元に届くまで待っていましたが、この段階では電子証明書は必要ありませんでした。
この記事は、前回ご説明した電子申請を始めるまでの流れ
①電子証明書の取得 ⇒ ②電子申告等開始届出書を提出 ⇒ ③利用者識別番号の取得 ⇒ ④初期登録
の中の②、③の部分をご説明致します。
今回は、e-Taxに関する手続きです。
e-Taxの開始届出書作成・提出
それではさっそくですがご説明致します。
流れとしては以下のようになります。
①利用規約の確認
②利用環境の確認
③ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストール
④信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録
⑤届出書の選択
01利用規約の確認
まずは、e-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナー【事前準備】のページにアクセスします。
『利用規約の確認』をクリックし、表示される国税電子申告・納税システムの利用規約とe-Taxの開始(変更等)届出書作成・提出コーナーの利用規約を良く読みましょう。
02利用環境の確認
『利用環境の確認』をクリックし、表示された環境が問題ないか再度確認してください。
Windowsの場合、『XP』や『7』などの古いOSには対応していないため、注意しましょう。
最新のサービスパックか、ブラウザのJavaScript機能がオンであるかなどは気づきにくい点であるため、確認してみましょう。
03ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストール
『ルート証明書・中間証明書のダウンロード及びインストール』をクリックし、ルート証明書・中間証明書インストーラーをダウンロードし、実行します。
自動で証明書をインストールしてくれるので、凄く簡単です。
PCにインストールされた証明書は、配付されたプログラム、受付システムから送信されたデータ、電子納税証明書、接続先のサーバが、本当に国税庁のものであるかを確認するなどセキュリティに関する大切なものです。
04信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録
『信頼済みサイト及びポップアップブロックの許可サイトへの登録』をクリックし、信頼済みサイト登録ツールをダウンロードし実行します。
ポップアップブロック等のため、e-Taxのソフトが正しく動作しなくなる事を防ぐために必要な処理です。
05届出書の選択
『届出書の選択』をクリックし、先の処理に進んでいきます。
個人・法人等の選択があるので、自分に合った項目を選んで下さい。
今回、私は、『法人』で手続きを行ったため、これから表示する画面キャプチャは、法人のものです。
まずは、会社の情報を入力します。
この際、法人番号が必要なため、事前に準備しておきましょう。
次に代表者の情報を入力します。
最後に、『暗証番号』、『電子納税用の暗証番号』、『メールアドレス』等を登録します。
利用者識別番号の通知
上記処理が終わると、利用者識別番号が通知されます。
大切に保管しましょう。
また、メールアドレスを登録した際は、登録したメールアドレスに確認メールが届いていますので、メール内のURLから確認処理を実行してください。
メールの有効期限は24時間です。