飲食店のクレジット決済導入比較

クレジット決済

クレジット決済導入

お店での支払い方法に現金の他にクレジット決済を導入しているお店は多いかと思います。

焼肉-kai-でも、オープン当初よりクレジット決済は行っていますが、初めは売上の10分の1程度だったクレジット決済も、5分の1、4分の1と徐々に比率が上がり、現在では3分の1程度までクレジット決済の比率が上がっています。

近年登場したQR決済を含めると売上の半分以上は現金以外の決済になる事が多いです。

客単価の低いお店よりも客単価の高いお店さんの方がクレジット決済の比率が高くなるかもしれません。

クレジット決済の導入には、お店にとってメリット・デメリットがあり、導入するかはお店の形態や戦略によって変わってくると思います。

クレジット決済導入のメリット

01お客様の来店につながる

大雑把な言い方ですが、これが私がクレジット決済を導入している最大の理由です。

クレジットは使えますか?』というお問合せのお電話を何度もいただいた事がありますし、ご予約のお電話をいただいた際にもクレジット決済の可否を聞かれる事があります。

焼肉-kai-ではオープン当初からクレジット決済を導入していたため、定かではありませんが、『クレジットは使えますか?』と聞かれた際に、『使えません』では、財布にあまりお金が入っていない際などにご来店していただけない機会損失が発生するかもしれません。

また、店舗の外にクレジット決済が可能な事を掲示しておけば、どのくらいの金額になるかわからない初めてお店に来るお客様も安心してお店に入る事ができます。

導入するだけでなく、クレジット決済を導入した際は、お店のWEBページに記載したり、店舗の外からでもクレジットカード決済が使えるとわかるようにしておくことをおすすめします。

02客単価が上がる

財布の中身と相談する必要が無くなるので、客単価が上がると良く言われています。

03お客様にポイントがつく

ほとんどのクレジットカード会社が利用額に応じてポイント付与などのサービスを行っているので、カード決済をされたお客様には現金払いよりもメリットが生まれます。

04現金所持のリスクが減る

売上の多いお店では数十万円、100万円以上といった売上が日々入ってきます。

金庫に保管したり、毎日口座に入金したりと現金の扱い方はお店それぞれだと思いますが、保管や持ち運びにはリスクがあります。

強盗事件や従業員による持ち逃げ、会計のごまかしなどのニュースを見かける事もありますが、クレジット決済であれば売上は銀行口座に振り込まれるため、リスクは軽減されると思います。

クレジット決済導入のデメリット

01決済手数料がかかる

契約先や業務形態によって手数料は異なりますが、数%の手数料が発生します。

これがクレジット決済の導入を考えさせる最大のデメリットだと思います。

そして、この決済手数料を会計額に上乗せする事はできません

重大な規約違反です。

この決済手数料のデメリットを、先ほどあげた、【来店につながる】【客単価が上がる】というメリットで打ち消せるかがクレジット導入の判断材料だと思います。

02入金までの時間差

現金による支払いであれば、すぐに手元にお金が入って来ますが、クレジット決済の際は当然すぐに手元にお金が入ってきません。

資金繰りに余裕があれば何ら問題はないでしょうが、あまり余裕がない時は資金繰りが大変になってしまいます。

入金サイクルは契約先によって異なり、月に1回のところや月に2回4回など複数の所、入金依頼をすれば翌日に振り込んでくれる所など様々です。

入金サイクルが短いのは手元にお金が入り有難い反面、お金をおろしに行く手間やリスク伝票や現金出納帳の記入などの手間も発生してしまいます。

クレジット決済会社選びのポイント

クレジット決済を導入する際、クレジットカード会社と個別に契約する方法と、決済代行サービスに依頼する方法があります。

個別に契約するのは、手数料の交渉や審査など手続きが大変で、交渉力のある大きな会社でなければ、代行サービスをおすすめします。

なので、今回は代行サービスを行っている会社さんについて書きたいと思います。

手数料

最大のデメリットであるクレジット決済の手数料がどのくらいかがとても重要なポイントです。

手数料3.24%付近が良く見る最安値だと思いますので、いかにこの数値に近いかがポイントになってくると思います。

また、この手数料はクレジットカードのブランドによって異なる場合があるので注意してください。

対応ブランド

VISA・Master・JCB・アメックス・ダイナース・ディスカバーなどクレジットカードのブランドがあります。

各ブランドの対応状況も重要です。

場合によっては、中華系のブランドに対応する必要も出てくるかもしれません。

VISA・Masterのみ取扱いの会社などもあります。

手数料が高い事の多いJCBやアメックスなどは焼肉-kai-でも利用率の高いブランドなので、対応している事が望ましいと思います。

初期導入費用

初期導入費用も会社によって違います。

初期費用は無料であっても、決済末端、レシートプリンタ等の機器は用意しなければならない所も多いです。

無料でレンタルしてくれる会社もあります。

月額費用・トランザクション料

決済金額による手数料の他に月額費用やクレジット決済処理1件に対し数十円の費用(トランザクション料)が発生するといった会社もありますので注意してください。

消耗品

クレジット決済の明細(レシートのような紙)を印刷する紙を自分で購入する必要のある場合と無料で提供してくれる場合があります。

それほど大きな金額ではありませんが、参考までに。

サポート・セキュリティ

クレジット決済の会計時に予想外の事態が発生すると凄く慌てます。

夜遅い時間帯であってもすぐにつながり電話対応してもらえると心強いです。

また、最近はセキュリティを心配されるお客様も多いので、クレジットカードの情報をお店で保持しない、暗号化された通信を確実に行っている会社を選びましょう。

振込サイクル

クレジット決済による売上が振り込まれる頻度・方法は必ず確認しておきましょう。

ほとんどの売上がクレジット決済になり、入金サイクルが月1回などのサイクルだと仕入れを現金で都度行う仕入れ方法の場合、1ヶ月分の仕入れ資金を毎月確保しておかなければいけなくなってしまいます。

振込手数料

クレジット決済の売上を振り込んでもらう際にかかる振込手数料も確認しておきましょう。

無料の会社もあれば、振込先銀行口座によって振込手数料が異なる会社、有料の会社等様々です。

入金サイクルが長ければそれ程気になりませんが、数日事にクレジット売上を振り込んでもらう場合は、有料だと積み重なると結構な金額を支払うはめになってしまいます。

手数料の違いによる比較

決済代行会社選びに最も重要な手数料ですが、手数料が違うとどのくらいの金額の差が出るか簡単に表にまとめてみました。

【手数料額】

手数料率/売上 10万円 30万円 50万円 100万円
3.24% 3,240円 9,720円 16,200円 32,400円
3.60% 3,600円 10,800円 18,000円 36,000円
4.00% 4,000円 12,000円 20,000円 40,000円
5.00% 5,000円 15,000円 25,000円 50,000円

大きな違いととるか、あまり変わらないととるかは人それぞれですが、手数料が4%、5%を越えており、毎月のクレジット売上がそこそこある店舗さんは手数料の安い会社に変えるメリットは十分にあると思います。

毎月の事なので、数年経つと結構な金額になってしまいます。

正直、1%原価率を下げるだけでもの凄い努力が必要なのに、決済方法がクレジットになっただけで3%以上もっていかれるのは正直キツいです。

システムの開発費や運用には莫大なお金がかかるのでしょうが、もう少し安くならないものかと思います。

それでは、具体的に各会社さんの情報を記載していきたいと思います。

記事作成時の情報のため、お申込みをされる際は必ず公式ページでの確認をお願い致します。

サービス紹介

楽天ペイ

手数料

VISA・Master・AMERICAN EXPRESS ・・・ 3.24%
JCB・Diners Club・DISCOVER ・・・ 3.74%

初期導入費用

カードリーダー ・・・ キャンペーン中の場合 実質無料

キャンペーン時期外の際は、18,800円(税込)

明細印刷プリンター ・・・ 18,360円

楽天ペイに対応したスマートフォン、またはタブレットが必要

対応機種はこちら

月額費用・トランザクション料

無料

消耗品

プリンターを使用する際(クレジットの利用明細を出力する際)は、ロール紙の購入が必要

(メールで明細を送る事は可能です。)

サポート・セキュリティ

・電話対応有り(09:30~23:00)

・情報保護の国際基準「PCI DSS」準拠

・暗唱番号・サインによる認証が可能

・ICチップ読取り対応

振込サイクル

最短入金依頼した翌日

振込手数料

・楽天銀行 ・・・ 無料
・その他 ・・・ 330円

分割払い

1回払いのみ

楽天ペイ公式ページ

Square

手数料

VISA・Master・AMERICAN EXPRESS・Diners Club・DISCOVER ・・・ 3.25%
JCB ・・・ 3.95%

初期導入費用

カードリーダー ・・・ キャンペーン中の場合 実質無料

キャンペーン時期外の際は、4,980円

明細印刷プリンター ・・・ 欲しい方は購入

Squareに対応したスマートフォン、またはタブレットが必要

対応機種はこちら

月額費用・トランザクション料

無料

消耗品

プリンターを使用する際は、ロール紙の購入が必要

サポート・セキュリティ

電話対応有り(10:00~18:00)

情報保護の国際基準「PCI DSS」準拠

サインによる認証が可能

ICチップ読取り対応

振込サイクル

三井住友銀行・みずほ銀行 ・・・ 決済日の翌営業日

その他 ・・・ 週1回

振込手数料

無料

分割払い

1回払いのみ

Square公式ページ

Airペイ

手数料

VISA・Master・AMERICAN EXPRESS ・・・ 3.24%
JCB・Diners Club・DISCOVER ・・・ 3.74%

初期導入費用

カードリーダー ・・・ キャンペーン中の場合 実質無料

キャンペーン時期外の際は、19,800円

明細印刷プリンター ・・・ 欲しい方は購入

iPadまたはiPhoneが必要

月額費用・トランザクション料

無料

消耗品

プリンターを使用する際は、ロール紙の購入が必要

サポート・セキュリティ

電話対応有り(09:30~23:00)

PCI PTS(PIN Transaction Security)認定を取得

暗証番号・サインによる認証が可能

ICチップ読取り対応

振込サイクル

三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行 ・・・ 最大月6回

その他 ・・・ 月3回

※ゆうちょ銀行不可

振込手数料

無料

分割払い

1回払いのみ

Airペイ公式ページ

Coiney

手数料

VISA・Master・AMERICAN EXPRESS ・・・ 3.24%
JCB・Diners Club・DISCOVER ・・・ 3.74%

初期導入費用

カードリーダー ・・・ キャンペーン中の場合 実質無料

キャンペーン時期外の際は、19,800円

明細印刷プリンター ・・・ 欲しい方は購入

Coineyに対応したスマートフォン、またはタブレットが必要

対応機種はこちら

月額費用・トランザクション料

無料

消耗品

プリンターを使用する際は、ロール紙の購入が必要

サポート・セキュリティ

電話対応有り(平日10:00~18:00)

情報保護の国際基準「PCI DSS」準拠

暗唱番号・サインによる認証が可能

ICチップ読取り対応

振込サイクル

締め回数 ・・・ 月6回

1〜5日の売上 当月15日より引き出し可
6〜10日の売上 当月20日より引き出し可
11〜15日の売上 当月25日より引き出し可
16〜20日の売上 当月末日より引き出し可
21〜25日の売上 翌月5日より引き出し可
26〜末日の売上 翌月10日より引き出し可

振込手数料

10万円未満:200円

10万円以上:無料

分割払い

VISA・Masterのみ、2回払い・リボ払い可

Coiney公式ページ

まとめ

書いていると予想以上にボリュームが大きくなってしまい、スマホ決済の会社さんだけになってしまいました。

また時間のある時に追加していきたいと思います。

今回書いた4社はどれも似たような内容で利用できるので、現在のお店の状況に合わせて選ばれてみてはいかがでしょうか。

新しくスマホ決済を導入される方は、各社初期導入費用無料といった内容でキャンペーンを打ち出していますが、 スマホまたはタブレット、印刷プリンターの準備が必要になります。

印刷プリンターは、明細を紙ではなくメールで送る運用で購入を回避できますが、この方法が全世代のお客様にすんなり受け入れられるかは疑問です。

しかし、しっかりクレジット明細をくれる店舗さんもあれば、くれない店舗さんもあり、もらえなくてもあまり私は違和感は無いので、無くても良いのかもしれません。

しかし、実際に運用してみて欲しいというお客様が多ければプリンター機器の用意も必要になってくるかと思います。