電球をLED化して電気代コスト削減

LED化

はじめに

店舗を構えていると、良く営業の電話がかかってくると思います。

その内の一つに初期費用はかけず、照明をLED照明に替えて経費削減しませんかという話が良くあります。

使っている照明によっては工事等が必要になり、業者さんにお願いしなければならない場合もあるとは思いますが、売っているものを買って交換するだけなら自分でできますし、わざわざ間に入る業者さんを1つ増やして余計な費用がかさむだけではないかと私は思います。

もちろん、業者さんに頼んでも現状から比べたら効果はあるのかもしれませんが、自分でやった方がより経費削減効果が大きくなるのではないかなと思います。

また、昔と比べるとLED電球の値段もずいぶんと下がってきました。

電球代が高く交換を思いとどまっていた方も変更してみてはいかがでしょうか。

計算基準

通常の電球とLED電球を使った際の費用を比較するための、計算の基準とする金額は以下のようにしています。

購入費用

白熱電球 60W ・・・ 100円

LED電球 60W 相当 ・・・ 380円

定格寿命

白熱電球 ・・・ 2,000時間

LED電球 ・・・ 40,000時間

※白熱電球はスイッチのON/OFFで劣化するため2,000時間持たないかもしれませんが、あえてLED電球に不利なよう2,000時間持つものとして計算します。

1か月の使用時間

営業時間 17:00~24:00 ⇒ 1日 7時間

営業日数 ⇒ 24日

1月の使用時間 ⇒ 168時間

使用W数と電気料金

白熱電球 ・・・ 60W

LED電球 ・・・ 10W

25円/kwh

費用効果計算

計算式

料金 = 使用時間(h) × W数 × 25円

1ヶ月使用した場合

白熱電球

購入費 : 1(個) × 100(円) = 100円

電気代 : 168(h) × 0.06(kW) × 25(円) × 1(個) = 252円

計 : 352円

LED電球

購入費 : 1(個) × 380(円) = 380円

電気代 : 168(h) × 0.01(kW) × 25(円) × 1(個) = 42円

計 : 422円

1ヶ月使用しただけでは、電球の購入費のため、『白熱電球』に軍配が上がります。

2ヶ月使用した場合

白熱電球

購入費 : 1(個) × 100(円) = 100円

電気代 : 168(h) × 2(ヶ月) × 0.06(kW) × 25(円) × 1(個) = 504円

計 : 604円

LED電球

購入費 : 1(個) × 380(円) = 380円

電気代 : 168(h) × 2(ヶ月) × 0.01(kW) × 25(円) × 1(個) = 84円

計 : 464円

たった2ヶ月使用しただけで、LED電球代の元を取り、『LED電球』に軍配が上がります。

白熱電球がまだ切れていないタイミングであっても、LEDに買い換えれば2ヶ月で元がとれてしまいます

1年使用した場合

白熱電球

購入費 : 1(個) × 100(円) = 100円

電気代 : 168(h) × 12(ヶ月) × 0.06(kW) × 25(円) × 1(個) = 3,024円

計 : 3,124円

LED電球

購入費 : 1(個) × 380(円) = 380円

電気代 : 168(h) × 12(ヶ月) × 0.01(kW) × 25(円) × 1(個) = 504円

計 : 884円

1年使用した場合、わずか60W電球1つで『2,240円の節約』が出来る計算になります。

5年使用した場合

白熱電球

購入費 : 5(個) × 100(円) = 500円

電気代 : 168(h) × 60(ヶ月) × 0.06(kW) × 25(円) × 1(個) = 15,120円

計 : 15,620円

LED電球

購入費 : 1(個) × 380(円) = 380円

電気代 : 168(h) × 60(ヶ月) × 0.01(kW) × 25(円) × 1(個) = 2,520円

計 : 2,900円

5年使用した場合、わずか60W電球1つで『12,720円の節約』が出来る計算になります。

最後に

計算してみると、たった1つの60W電球でかなりの違いが出てびっくりしました。

全席半個室の焼肉-kai-では、各部屋の照明に電球を使用しており、廊下などにもスポットライトの電球なども設置しているため、営業時間中常に電球が点いた状態です。

30個以上の電球が常に営業中稼働しているため、単純に30倍すると1年で『67,200円の節約』となる計算です。

他にもトイレや屋外の照明もLED化したため、さらに効果は高いかと思います。

焼肉-kai-は全席で28席の小さなお店ですが、もっと広いお店で多くの電球を使用している店舗さんであれば、さらに節約効果は大きくなるかと思います。

原価率や固定費の割合などの数字をしっかりと出して見ている方で、率を減らそうと努力されている方は、1%削減する大変さを良くご存じだと思います。

こういったデメリット無く経費を削減できる対策は是非実践していきましょう。

ただし、今回の計算はあくまでも『常に使用する電球がある場合』を想定しているため、点けたり消したりする場所では、点灯時間が短くなってしまうため、経費削減効果も小さくなってしまうかもしれません。

ご家庭であれば、トイレなどの電気は使用する際に点けて、使用しない場合は消す事も多いかと思いますが、飲食店の場合はつけっぱなしになってしまう事も多いため、効果は期待できるかもしれません。

電球の交換程度であれば簡単にできるかと思いますので、まだ白熱電球を使用されている方は是非交換してみて下さい。

埋め込み式の電球だけ交換できないタイプ』の照明もあるため、LED電球を購入する前に、交換可能かチェックする事をおすすめします。

記事作成日:2016.12.19